モーツァルトの作品を通して深める自分らしい表現

オペラ発表会は、声楽演習を履修している生徒のための年に1回の発表の場です。授業は週に1回行われオペラの練習に日々、取り組んでいます。声楽演習は声楽専攻以外の生徒も履修することができます。演目は1年ごとにモーツァルト作曲「魔笛」「フィガロの結婚」を公演しています。この授業での特徴の一つは多数の先生方が指導にあたってくださることです。大学の声楽の教授陣や各講師の方々を招いています。指揮や伴奏に歌や演技指導、私たちは日々きめ細かい指導を受けています。授業で要求されたことをクリアするために授業時間外でも自分たちで何度も練習します。

昨年はコロナ感染拡大の影響で、長いオンライン期間がありましたが、先生方が個人練習のために、映像を送ってくださり、オンラインではセリフの読み合わせを何度も行いました。衣装なども本格的で舞台転換なども自分たちで協力しあって行います。練習は大変ですが、その分、公演が終わった後の達成感は言葉では言い表せません。この経験は音楽活動をしていく私たちに生かされます。声楽科の生徒は、この授業がきっかけで学年を越えて仲良くなることができます。声楽演習を履修していない生徒も身近な友人が一生懸命演じている姿を見られることを毎年、楽しみにしてくれています。

オペラ発表会動画

コロナ禍であり、練習時間が制限される中、私たちは限られた時間で台本を始め、演奏、演技を自分たちで創り上げました。先生方の熱い指導と生徒たちの意欲的な気持ちが結ばれた舞台をお楽しみください。

W.A.モーツァルト / 歌劇「フィガロの結婚」A組



W.A.モーツァルト / 歌劇「フィガロの結婚」B組