東洋と西洋の文化の違いに迫る

小森輝彦校長による特別講座の様子をオンラインで公開致します。この講座は本校の特別な取り組みの一つである「芸術特別講座」の一環として行われているものです。普段は本校の生徒のための授業ですが、本校の活動を皆様に是非知って頂きたいと思い配信致します。音楽学校だからこその芸術に対する向き合い方に触れて頂くと共に、良質な音楽をTCMHSらしい編集でどうぞお楽しみください。

バリトン/校長

小森 輝彦

Teruhiko Komori

17 年のドイツ生活を終え日本人初のドイツ宮廷歌手の称号を得て帰国。 プラハ州立歌劇場「椿姫」ジェルモン役で欧州デビュー後は、ドイツ、テ ューリンゲン州のアルテンブルク・ゲラ市立歌劇場専属第一バリトンとして 12 年間活躍。同劇場では、リゴレットでデビュー後、ドン・ジョヴァ ンニ、オランダ人、ナブッコ、ヴォツェクなどのタイトルロールをはじめ、 ありとあらゆるバリトンの役柄を演じ、その傍らザルツブルク音楽祭をはじめヨーロッパ各地に客演し、演じた役は 70 を超える。

正統派ドイツ・ リートの担い手としてコンサート活動も盛んで、常に本場ドイツの聴衆の 強い支持を受けてきた。北九州国際音楽祭では 2015・2016 年と二年続けてドイツ歌曲でのサロン・コンサートへ招致され、本年も出演が決まっている。また、「第九」や「さすらう若人の歌」、「ドイツ・レクイエム」、「カルミナ・ブ ラーナ」などのバリトンソロとして様々なオーケストラとの共演も多い。二期会、新国立劇場、東京室内歌劇場など の公演でも、数多くの主役を務めている。近年では東京二期会『ローエングリン』テルラムント役、『こうもり』アイゼンシュタイン役、『ダナエの愛』ユピテル、『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、『ナクソス島のアリアドネ』 音楽教師、日生劇場『リア』題名役、新国立劇場『沈黙』フェレイラ、神奈川県民ホール『金閣寺』溝口、チョン・ ミョンフン指揮『フィデリオ』ドン...フェルナンド等に出演し、流麗な歌唱と舞台での存在感で公演を成功に導いた。 4 月 27 日に二期会オペラ公演「エロディアード」にエロデ王の役で出演する。

東京藝大、同大学院、文化庁オペラ研 修所、ベルリン芸術大学で学ぶ。五島記念文化財団オペラ新人賞受賞。第 2 回藤沢オペラコンクール第 2 位。ルクセンブルク国際声楽コンクール奨励賞。二期会会員。東京音楽大学教授。東京音楽大学付属高等学校校長。

ピアノ/音楽科教諭

前田 史也

Fumiya Maeda

愛知県名古屋市出身。4歳のときにニューヨークにてピアノを始める。東京音楽大学付属高等学校を経て、東京音楽大学器楽専攻(ピアノ演奏家コース)を卒業。これまでに井筒響子、鷲見加寿子、石井理恵の各氏に師事。第30回ソレイユ音楽コンクールピアノ部門第1位、併せて音楽現代新人賞受賞。同コンクール副賞として2012年度ウィーン国立音楽大学夏期セミナーに参加。P.エフラー氏のマスタークラスを受講しディプロマを取得。第14回大阪国際音楽コンクールピアノ部門Age-U大学生部門第3位。

東日本大震災後が起きた2011年~2015年まで、食料と音楽による小さな幸せを被災地に届けるイヴェントを主宰。2013年度、2014年度東京音楽大学ピアノ演奏会~ピアノ演奏家コース成績優秀者による~に出演。

現在、東京音楽大学付属高等学校 2年2組クラスアドヴァイザー並びに広報部主任。聴音、新曲視唱、コードネーム、和声の授業を担当。吹奏楽、指揮法、音楽基礎教育コースの授業のマネジメントも担当。「常に笑顔で、しかし冷静かつストイックに」をモットーに共育活動に励む。

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