本校の専任教諭が教える、音楽の基礎知識。
本校では音楽を自由に奏でるために必要な様々な基礎的な音楽教育プログラムを取り揃えています。その中でも、特に重要な楽典とソルフェージュの体験授業を行いました。
一日の始まりは楽典から。楽典を学習する上で最大の基盤となる音程と音階についてに焦点を当てた30分授業をお送りしました。書いて覚えることも重要ですが、ピアノを弾いたり声に出すなど身体を使って覚えることで、音楽への本質的な理解を目指しています。
続くのは聴音です。
音を聴いて五線紙に書く。幼少期から訓練を積まなかった場合には少し縁遠く感じてしまう分野ですが、受講生の皆さんが「わたしにもできる。」という確かな自信を得た30分授業でした。聴音でも楽典と同様に、歌を歌ったり手を叩いたりと身体と音楽が一体となることで、習熟度が増していきます。
保護者の皆様の奮闘
「音楽高校を受験してみたい!」というお子さんの想いを聞いて、多くの保護者の方が「どのように進学準備をしたら良いのか。」、「どのような職業に将来は就けるのか。」といった悩みをもたれています。そんな保護者の皆様の心の霧を少しでも晴らすことで、ご家庭が一つになった状態で音楽の道を歩んでいただけたら・・・という想いで、上記2つの授業と同時並行で進学相談会も行っています。
余談ではございますが、本校では様々な時期、場所で進学相談会・学校説明会を行っています。開催日程につきましては『受験』のページよりご覧いただけますので、ちょっとしたご質問でもお気軽にお立ち寄りください。(事前にご予約が必要な場合もございますので、お気をつけください。)
締めは本校生徒によるミニ・コンサート
受講生の皆さんは体験授業で、保護者の皆様は進学相談会で、非日常をお過ごしになりお疲れが溜まったところで、本校生徒が音楽を通して癒しをお届けします。
最初に登場したのは第3学年ピアノ演奏家コースに在籍している富澤ひかりさんです。プログラムはF.ショパン作曲のノクターン第18番 op.62-2。ショパンの生前最後に出版されたノクターンです。熟達した作曲技法と情愛に溢れた旋律が大変魅力的な一曲で、聴き手の心に染み入ります。
演奏後にはインタヴューコーナーがあり、東京音楽大学付属高等学校での生活を生徒による生の声でご紹介しています。
続くのは第3学年ヴァイオリン科に在籍している中嶋美月さんと、伴奏を務める第3学年ピアノ演奏家コースに在籍している阿久津幸さんです。プログラムはF.メンデルスゾーン作曲のヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64より第3楽章。言わずと知れた名曲で、三大ヴァイオリン協奏曲と称されています。その終楽章は非常に華々しく、本日のプログラムの締め括りに相応しいエンディングとなりました。
おわりに
ということで、大反響のうちに幕を閉じた2022春期無料体験会を振り返らせていただきました。次回は2022秋期無料体験会が2022年9月24日(土)に予定されています。詳細は随時本webサイトにてお知らせしますので、お待ちください。
この記事をご覧になって、音楽の扉を開きたくなったあなた!本日の受講生からお話を聞いて、音楽の扉を開きたくなったあなた!
是非一緒に音楽の扉を開いてみましょう!!